
東進の板野先生のメルマガに興味深い話が書いてありました。
『〜大学受験に関してもその地域地域によって考え方はずいぶんと異なります。
その中で一番大きな違いといえば、「国公立大重視」の地域と、「私大重視」の
地域の違いでしょう。
たとえば、板野の母校である岡山の朝日高校では、完全に国公立大重視でした。
おそらく今でもその傾向は強いと思います。
その中で、ある友人が早稲田大学の文学部に現役で合格したのですが、
彼の必要な科目は「英語と国語と社会(日本史)」の3科目のみでした。
しかし、高校での授業は当然のようにほかの科目も行われるわけですから、
彼としては相当やりくりに苦労していました。
あるとき、生物か何かの授業のときに、彼がこっそり英語の勉強をしているのが
先生に見つかって、チョークを投げられ、その上相当怒られたのを覚えています。
先生の気持ちもわかるのですが、彼としても現役で早稲田に合格するためには
内職(授業を無視して自分の勉強に励むこと)をしなければ無理だというところ
まで追い込まれていたのだと思います。
理想から言えば、高校の授業をきっちりこなし、その上で受験勉強できれば言う
ことはないのでしょうが、現実的にはそのスタイルで早稲田レベルの私立大学に
現役で合格することは非常に難しいでしょう。
単純に計算してもセンターでの7科目(さらに二次試験対策)と私大の3科目とでは、
1科目当たりにかけられる勉強時間が何倍も違います。
また、勉強の中身もかなりちがってきます。
実際、板野が東京に出てきて予備校の講師になってみてわかったのですが、
首都圏の私立高校では3科目に絞った勉強をさせるところも多く、英語の勉強時間が
公立高校の2倍近くにも及んでいるところがたくさん存在します。
一方、普通の地方の公立高校ではそうした受験体制をとっているところは少なく、
あくまで「センター+二次」の国公立大スタイルだと思います。
さらに言えば、学校が大学受験を意識した授業をしてくれていれば、それでもかなり
ましなほうで、学校の授業と受験とは結びつかない内容のものが行われていることも
しばしばあるようです。
それをハンデととらえるか、それとも前向きに受け止めてなんとかこなしていくかは
人それぞれでしょうが、とにかく今ある現実から逃げるわけにはいきません。
そして、いよいよ受験の天王山である夏を迎えます。
体調管理に気をつけながら、計画を立て、それを全力でこなしていってください。
前にも話した、偏差値28から早稲田大に合格した生徒は、夏の終わりの日に
板野のところにやってきて、「夏は毎日14時間勉強できました!本当はもっと勉強
したかったのですが、残念です」と元気な顔で挨拶してくれました。
もちろん勉強時間だけがすべてではなく、大切なのは「中身」や「集中力」です
が、本番で実力を発揮するためにも、「あれほど勉強したんだから必ず合格する
」という強い信念と自信を持つことも大切です。そのためにも、これからの日々を
大切に過ごしてください。』